あおまめの本当にあった奇妙な物語【見知らぬ女】
こんにちは、あおまめです。
実は先日、世にも奇妙な体験をしたのでせっかくならと忘れないうちに記録しておくことにしました。
なんだったんだあの時間。
見知らぬ女
私は3人兄弟の末っ子なのですが、先日久々に家族揃ってのランチ会がありました。
つい3週間前に結婚式を挙げたばかりの二番目の兄は、新しく家族に加わった奥さんも同伴でした。お嫁さんが家に遊びに来るのはまだ数回目。まだまだ緊張していただろうと思います。
実はその日は他にあと2つ大きなイベントがありました。
ひとつめは私の恋人を初めて家に連れて行くこと。
今まで恋人の存在をあまり話題に出すこともなかったのですがランチ会で人が集まるし、いいタイミングかなと思って紹介がてら連れて行くことにしました。
ふたつめは私と一番上の兄の誕生日会。
なんと私たち兄弟は誕生日がまったく同じなのです。誕生日も近いですし、せっかくなので二人分まとめてお祝いすることになっていました。
当日、恋人と待ち合わせて一緒に実家に向かいます。恋人は少し緊張しているようでした。付き合っている相手の家に遊びに行って、両親とも初対面なのだから緊張するのも当たり前かな。。。
でも私の両親はとても気さくなタイプですし、兄弟たちも賑やかな家族なのできっと大丈夫だよと励ましつつ実家のチャイムを鳴らしました。
カチャリと中から鍵が開く音。そして開かれる玄関のドア。
すると、そこには赤いエプロンをつけた見知らぬ女の姿が。
「・・・ん?誰??」
間違いなくここは実家なのに誰だろうこの人??そんな疑問が頭をよぎったのもつかの間
「いらっしゃーい!!お邪魔してまーす^^!」
本当に誰だこの人?
全く状況が理解できない私でしたが、すぐに両親と一番上の兄が廊下からひょこっと顔を出し
「いらっしゃーい!よく来たねー!!上がって上がって^^!」
え?待ってほんと誰なん??
混乱しつつも促されるまま靴を脱ぎ実家に上がります。あ、恋人紹介しなくちゃ。
さっきの赤いエプロンの女性は、キッチンに立って母の隣で笑いながらランチの準備をしています。
「お母さん次の準備どれですっけ?」「あ、さっきスーパーで買った魚どこに置きましたっけ?冷蔵庫?」「その野菜私切りますね。」
しまいには先に来ていた二番目の兄の奥さんが手伝おうと運んできた洗い物のお皿を
「ありがとう!一緒に洗っちゃうねー」と受け取って洗い出す始末。そこは夫の実家に遊びに来てお手伝いをかって出ようとしている新妻に譲るところなのでは?
本当にこの態度がでかい人、誰????
そう、この厚かましい女こそ
「近所に住む一番上の兄のただの友人、あおまめ」
完全にネタですが。本当にこんな状況で厚かましく誰だよこの女ポジションで友人一家の団らんに参加してきました。
ちなみに当然ですが、あおまめと一番上の兄とは恋人でも何でもなく、正真正銘ただの実家の近くに住んでる飲み友達。です。
日曜朝10時に近所のスーパー集合を友人のご両親から仰せつかり、ノコノコとまだ他の兄弟とその奥さん・彼女が来る前から材料の買い出しに同行。赤いエプロンをユニフォームのように贈呈されランチの準備に勤しんでおりました。
スペシャルゲストでもなんでもなく、ただのガヤ。
よく言えばこの日のメインディッシュ製造の任を与えられた、コロッケ隊長。
なぜ家族の和やかの集いに呼ばれて当然のように料理を手伝う流れになっていたのか謎です。
そもそも、私自信も友人のご両親にお会いしたのはこの日が3回目。
前回ご両親にお会いした時に家に人を呼んで料理ふるまうのが趣味なんですとは話したけど、まさか調理補助係として呼ばれるとは。
自分でもよう3回でそこまで厚かましく行ったな。どうかしてるぞと。
一家の団らんに完全無関係の人間が一人紛れ込んでいるのはおかしいだろうな(非常識という見方もある)と自覚しつつ、まあすごく楽しかったしちょっと不審者ポジションだったとしてもどうでもいっかと。
あおまめのてきとうな性格がよく表れた珍事だったので記録しておくことにしました。
でもご家族皆本当にいい人たちでとっても気さくに温かく仲間に入れてくれて、心から楽しいひとときを過ごせました。
お土産にベランダで育ててるツルムラサキの苗も貰っちゃった。
なんだかんだ周りの人たちが気を使ってくれたり、とても良くしてくれたりで今のところ一人暮らしは寂しくもなく楽しい毎日です。ありがたいなあ。
ビクビクしつつ、本当にそれ参加して大丈夫なの??と不安げに確認しつつもご好意に甘えて厚かましく参加させてもらってよかったー楽しかったー!
ありがたいなあと思いつつ、友人の弟さんたちはまだしも奥さんと彼女はいったい赤いエプロンの女をどう思ったのか考えるのが怖い。考えないようにしとこ。
でも・・・意味わかんないのが一人いたおかげで緊張が和らいだとか、そういうメリット感じててほしい!!頼む!
と都合良く思うあおまめ、初めての日記なのでした。